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これから手術

拘束された一晩は、腰が痛くてほんとに大変でした。
30分おきに目を覚ましてナースコールしてました。

先ほどようやく解かれましたが、尿管は入ったままだし、あまり自由には動けません。

これから30分ほどで手術室に向かい、摘出手術となります。

六時間と言われましたが、多分八時間〜十時間くらいかかるでしょう。

そんなわけで、皆さんまたね。

2006年2月22日(水)

血管内手術終了

かずさんの血管内手術は予定していた事はすべて終え、トラブルなく無事に終わりました。
結局帰って来るまで三時間半近くかかり、帰ってきたかずさんはぐったりしていました。
腫瘍を殺していくので頭痛や発熱があると聞いていましたがまさにそうで、早速痛み止めの座薬をを入れました。
それが効き始めると何とか少し会話が出来る程度になり、絶飲食も解除になって夕飯も食べました。
私はその後かずさんが寝てから子供達のこともあり帰ってきました。
深夜12時にはまた絶飲食になります。
明日は朝8時過ぎには病室を出て行きます。

帰還

本人です。
とりあえず帰還報告。

血管内手術中

妻です。夫は筋肉注射を泣きそうな程痛がり、更に尿管を入れられてもっと痛がりながら処置室に運ばれていきました。二時間と聞いていましたが三時間はかかりそうだとの事。眠いそうなんで寝ているうちに痛い処置が終わるといいなあと思いながら私は病室に戻ってきました。
写真はその後運ばれてきた機械の一つ。よくドラマで見かける監視モニターみたい。今日はずっと動けないし明日は朝から手術なのでこのまま手術モードに突入です。



点滴開始

点滴開始です。
今は酢酸リンゲル液というのが入ってます。
この点滴は、明日の手術後まで刺さっている予定です。

こうなるといよいよという感じですね。

ちょっと痛いので、刺し直してもらおう。



カテーテルの内容

いよいよ本日13:00より、イヤでイヤでしょうがないカテーテル手術です。
前の病院では眠らせてもらうように話していた(辛かったから寝かせてとお願いしてた)のだけど、今回は部分麻酔だけです。

<今回の処置内容>
●腫瘍血管を塞栓し、術中出血を減少
・腫瘍に対してPVAというスポンジを細かくしたような物を流し込みます。これで腫瘍自身を出来るだけ壊死させます。
・腫瘍に続く血管をプラチナコイルでせき止めて、腫瘍摘出時の出血量を出来るだけ減らします。

●硬膜動静脈瘻に向かう血液の勢いを落とす
・硬膜動静脈瘻自体は、腫瘍摘出後しばらく(ひと月くらい?)してからガンマナイフでの処置になる予定。
・そこに続く血管を詰めて、後の処置を出来るだけやりやすくします。

手術時間は約二時間。
手術後は明朝まで完全に身体を拘束されます。
朝食を食べて、以後絶飲食。駄目と言われると何か口にしたくなる。

ひどい患者

新しく同部屋に入った患者がちょっとひどいです。

おじいちゃん。
付き添いでおばあちゃんがいる。夜も隣に布団敷いて付き添ってる。

昼間、とにかく昼寝。目が悪いらしいので仕方ないが、いびきがうるさい。ものすごくうるさい。
おばあちゃんも寝てる。

夜、消灯した途端に起きた。
おばあちゃんと一緒に「昼と夜が逆転したみたいだ」と言いながら、おばあちゃん洗濯をはじめる。消灯後なのですごく響く。
おじいちゃんはなにやらむしゃむしゃぺちゃぺちゃと飲み食いしている。大きなゲップをしたりして、聞いてるだけだとお酒飲んでるみたいな感じ(でも飲んでるのは水)。
ボソボソしゃべり出す。
そのうちボソボソじゃなくなる。堂々としゃべる。
明かりは煌々とつけている。
消灯後二時間くらいでようやく寝ることにしたらしい。
途端に、ものすごくうるさいいびき発生。

本人が音を立てるのは仕方ないですが、付き添いのおばあちゃんがガンです。この人が音を立てなきゃ巨大いびきの前に寝入ることが出来るのですが。

看護師さんにどうにかしてもらうように言いました。
どうにかなるものだろうか。

2006年2月21日(火)

毛を剃る

明日はカテーテルですが、足の付け根から差し込むのでその周りにガーゼを当てる必要がありテープでべたべた貼られるため、太もも近辺の毛ぞりをします。

前は当日に看護師さんがやってくれましたが、下半身裸で真ん中にタオルを乗せただけの格好になり非常に恥ずかしかったです。

今回はバリカンを与えられ「自分でやりますか」と言われたので自分でやりました。
結局確認してもらわなきゃいけないので、同じように見られちゃったんですけどね。
今回は前より広範囲に剃らなきゃいけなくて、かなり痛い思いをしました。

女の子、あんな思いをしてすね毛の処理してるのか。いや、バリカンなんて使わないか。
綺麗なおねーさんも大変だ。

手術の同意書

手術の説明を聞きました。
一時間強の説明でしたが、前の病院と施術内容もほとんど同じだったので、復習になってとてもわかりやすかったです。

今回の手術では多くの同意書・申込書を求められます。
列記してみます。

▼手術実施申込書
「病状や経過、合併症などの説明もよく分かりましたので手術してください」という内容で科長・担当医宛

▼手術実施申込書

「病状や経過、合併症などの説明もよく分かりましたので手術してください」という内容のカテーテル用で科長・担当医宛

▼手術依頼書

「病状や経過、合併症などの説明もよく分かりましたので手術してください」という内容で病院長宛

▼手術依頼書

「病状や経過、合併症などの説明もよく分かりましたので手術してください」という内容のカテーテル用で病院長宛

▼輸血療法同意書

「輸血の必要が出たときに血液製剤使われても文句言いません。危険性は説明されました」という内容で病院長宛

▼特定生物由来製品使用同意書

主に「生体組織接着剤を使われるということに同意します」という内容で病院長宛

▼病理組織検査に伴う組織標本の教育及び研究利用への同意書

「採取された組織を教育・研究に利用しちゃっていいよ」という内容で病院長宛

「合併症や副作用でもし死亡・植物状態になっても金銭的・物理的な保証は一切出来ません。麻痺など慢性状態になったらその手の施設に勝手に移ってね」というようなことも盛り込まれているはずですが、それを明記した文書には署名欄がありません。変なの。
とりあえず今日一日でこれだけ求められました。

前の病院ではこの他に
・カテーテルで体を拘束するけどいい?同意書
・カテーテルで手足を縛るけどいい?同意書
など、倍くらい同意書があった気がします。それに比べると少ないです。
署名欄も、前は住所・生年月日欄まであったと思いますが、今回は名前だけでした。

坊主なし

本手術の説明の前に、明日のカテーテルの説明を聞きました。
前は夕方解放されたのが今回翌朝までかかるのは、単に管が前より太いからでした。
なんでも、畳針より太いそう。ウゲ。

あと、本手術の際、髪の毛クリクリはしないそうです。
すっかりその気だったのですが、頭部は回復も早いとのことで、社会復帰のことも考えて必要最低限しか剃らないんだそう。
髪の毛からの感染率もほとんどないんだそうです。

あと、検査で脳浮腫という脳の腫れが見つかり、これの原因がどうやら今回の髄膜腫ではなく、前(1.27)にも書いたもう一つの病気"硬膜動静脈瘻”ではないかということで、明日のカテーテルではこちらも併せて処置があります。血管詰めるだけですけど。


外はいい天気

入院中の服

入院ということで、一日パジャマ姿でいるところを想像されているかもしれませんが、広大病院に来てからはこれまでほとんどシャツにジーンズという姿でいます。
看護師さんの一部には不評で、「面会人と区別がつかない」「そのままフラッと外に出て行ったりしないでくださいね」などと言われたこともあります。

一応病人ではありますが、どこか痛いわけでもずっと寝てなきゃいけないわけでもなく、頭の中に腫瘍があるという事実以外は健康なのです。
パジャマ姿でいると病人気分になってしまうので、必要でない限り出来るだけ着替えるようにしています。

ただ、今日はMRIがあります。金属は全部外す必要があるので、着替えると面倒なことになります。
そんなわけで今日午前中はスエット上下の格好でいます。(前の病院では検査続きだったのでずっとパジャマでした)
午後は説明を聞くだけなので着替える予定。

明日からはいよいよ手術フローに入りますし、しばらくパジャマ姿が続くかもしれません。

#たまに文章が説明くさい時がありますが、後年自分で見た時の記録用ですのでご容赦ください。

2006年2月20日(月)

手術三日前の気持ち

妻が「手術こわくない?大丈夫?」と心配している。何度か訊かれた。

当日になってどう思うか分からないが、今のところ全く怖くない。
もし何かあって死んだり体が動かなくなってしまったら妻に悪いなぁとは思うのだが、それは恐怖というよりは、困っていると言った方が近い。
頭を開いて腫瘍を取り出すのだから大変な手術なはずだが、私はとても落ち着いている。

これを見て妻に悔い改められると困るのだが、私が平静であるのは、たぶん妻があたふたしているからではないかと思う。
いつも妻が子どもたちに「何やってんの!」と声を荒げているところに、「まぁまぁ」と行くのが私の役目なのだが、今回もそんな雰囲気である。
妻が右往左往しているところに「まぁまぁ、なるようにしかならないから」といなしているような感じだ。

もしこれが気丈な妻で「大丈夫よ。絶対治るからね」なんて言うタイプであったら、逆に私の方は不安になって「何かあったらどうしよう」とバタバタもがき始めるのではないかと思う。

つまり今は、私が感じるはずの不安や恐怖を、妻が一身に背負ってくれているのだ。

経過も結果も変わらないのだから、私自身はのんきにいられる方がいいはずだ。
妻のおかげで穏やかでいられるのだ。
妻には申し訳ないが、今のところあなたは元気そうなので私の代わりにあたふたしていただきたい。

すべて終わって気が抜けて具合が悪くなった時には看病してあげるので。

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