定期検診と再カテーテル検査検討

脳腫瘍闘病記

前回2014年10月だったのでほぼ二年ぶりの定期検診です。

いつも水曜日で同じ先生だったのでたまには違う先生がいいなと思っていたし、歯茎が腫れていて急いで歯医者に行きたかったのもあって、今日にしました。

脳腫瘍の痕は特に変化なし。問題ないようです。
最近咳をしたときにちょっと頭が痛い気がして心配していたのですが、完全に気のせいでした。
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▲今回も無理言って撮らせてもらった。
 マウスカーソル位置が髄膜腫痕

ただ、今回はいろいろ問題が発覚しています。
まず、髄膜腫が取り切れていないということが引き継がれていないということが分かりました。
広島大学病院のせいなのか長崎大学病院のせいなのか分かりませんが、今の病院の人たちは私の髄膜腫は綺麗さっぱり取れていると思っていたようです。
ただ、私が認識していてそれを医師に伝えられれば問題ないし、知らなくても毎回MRIで見ていて再発すれば分かるのでそこはあまり重要ではありません。
こうして数年おきに来てますしね。

事態が大きいのが硬膜動静脈瘻です。
前回「完治したね」と言われてカルテにもそう書いてあったらしいのですが、今回の先生が気が付きました。
“この硬膜動静脈瘻はそもそもMRIでは見えていなかったのではないか”

以前(2010.4.9)書いたことがありますが

ただでさえ普通のMRIでは見つからなくてカテーテルやってやっと見つかった病気

なのです。
今の病院は今までに比べるとMRIデータの解像度が高いし3Dでグルグル回せたりして高機能なので、カテーテルしなくても硬膜動静脈瘻が見えるのかと思っていました。(実際にMRIで見つかる例もある)
その上で異常がないから異常なしと言われたのだと思っていましたが違ったようです。
毎回経緯や病状を的確に伝えてきたつもりでしたが、これは確認不足でした。
自覚症状があれば変化も分かりますが、足のしびれや咳して痛かった脳腫瘍と違いこっちは私も完全に無自覚です。
硬膜動静脈瘻は治ったかどうか、まだ誰にも分からないということなのです。

広島大学病院で調べなかったのかと聞かれましたが、術後約一年で引っ越してしまったためその機会はありませんでした。
ガンマナイフは結果が出るまで三年程度かかるため、再検査するには早かったのです。

これを踏まえて、ここでカテーテルでの検査をした方がいいのではないかという見解になりました。
しかしカテーテル検査となると一泊入院が必要になります。費用もかかりますし身体への負担もあります。
一度持ち帰って検討するということにしました。

治ってもう何もないかもしれないけど、丸々残っていて今後何か起こる可能性も同じだけあります。
あとから「ああ、あの時ちゃんと調べておけば」と後悔することになるかもしれません。
一応、カテーテル検査する方向で行こうかなとは思っています。

ただ、ガンマナイフやって十年経ってるんですよね。
それを考えると十二年待ってもいいんじゃないか、次の定期検診の時に一緒にやるってことでもいいんじゃないかという気もします。
ちょっと考えます。

とりあえず、今回の医療費は7000円弱でした。
MRIで造影剤使わなかったのもあり今までより安く済んだみたいです。