子どもの頃、どんな遊びをしてましたか。
私の子どもの頃はまだテレビゲームブームは来てませんでしたので、ひたすら外で野球をやったりドッジボールをしたりしていました。
鬼ごっこみたいなのだと、手繋ぎ鬼やドロケがありました。
手繋ぎ鬼は、鬼に捕まると一緒に鬼になって手を繋がなきゃいけないという鬼ごっこで、大人数でやると最後はながーい鬼になって威圧感が倍増したり、足の遅いヤツが足を引っ張って機動性が悪くなったりします。
間の手を切られるとそこから先の人は解放されるんだと思いますが、違ったかな。だるまさんが転んだが混じってるかも。
地域によっては逃げる方が手を繋ぐというのもあるみたいですね。
ドロケは一般にはドロケイとかケイドロとか言われる遊びで、警察が泥棒を捕まえて牢屋に入れるというやつですね。
この手の遊びは地域性が出るので、同じ名前でも全く違うルールだったりすることもあるでしょう。
私にとってその最たるものが「ろくむし」です。
名前は同じ「ろくむし」ですが、ページを見てもらうとわかるように全くルールが違います。
一方は二つの円の間を六往復するろくむし。
一方は四角い枠の中を六周するろくむし。
これは地域によって違ったのかもしれませんが、私のところでは両方が同時に存在していました。
「ろくむししよーぜ」と言って始まるわけですが、この二つのどっちかで言い争いになったことはありません。
「四角い方?丸い方?」くらいは言ったかもしれませんが、記憶にありません。
どちらのページにも書かれてませんが、私の所ではどちらも最後ろくむしを達成するのに、線をまたぎながら足踏みするように「ろくむしろくむし」と言って宣言する必要がありました。
たった8文字ですが、この間に鬼が大逆転してボールをぶつけたりタッチしたりすることもありましたので侮れません。
あと、ボール投げる方のろくむしは、強いて言えばこれが近いかとリンクさせてもらっていますが、私のやってたろくむしはボールを投げる人の立ち位置も数も違います。
▲私のろくむし
この素晴らしい図で分かるように、二つの円をグニャグニャした線で繋ぎ、走者はここからはみ出たらアウトです。
ボールを投げる人もコースの中にいて、縦に投げ合います。鬼は二人だけです。
向かいの鬼がこっちに向かって投げた瞬間に走り出すのがセオリーです。
東京で「ろくむしが面白かった」と言っても誰も知らなかったので、手繋ぎ鬼やドロケに比べるとマイナーな遊びなのでしょう。
でも私は大好きでした。